マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、透明なマウスピース型の装置を継続的に歯に装着をし、整えて歯を動かす新しい矯正方法です。目立たず、周囲の人に気づかれにくいことが特徴です。
また、少ない痛みで歯を動かし整える新しい矯正方法であり、人と会って話す機会が多い仕事をされている方でも、他人に気づかれずに歯列矯正を行えるマウスピース矯正は、幅広い年代の方の日常生活において、負担の少ない矯正方法と言えます。
世界各地でマウスピース矯正の主流となっているインビザラインは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型カスタムメイド矯正装置のことであり、世界中から収集・蓄積した膨大な臨床データに基づき、最新デジタル技術を駆使してマウスピース(アライナー)を作成します。インビザライン以外のマウスピースは、交換のたびに歯型をとる必要がありますが、インビザラインなら最初の1回のみの採取でその後の歯の移動をコンピューターでシミュレーションし、治療計画を立てることができます。
インビザラインGOとは
マウスピース矯正にはいくつかの種類がありますが、インビザラインGOは世界シェアNo.1の「インビザライン・システム」を使用しています。
精度の高いスキャニングが可能なiTeroシステムと、これまでに蓄積された豊富な臨床データによって、精度の高い診査診断ができることもインビザラインGOの大きな特徴です。患者さま一人ひとりに合わせて作製するオーダーメイドのマウスピース(アライナー)を利用して行う矯正治療
です。
インビザライン矯正の特徴
1. いつでも取り外し自由
マウスピースは、外して従来通りに歯磨きができるため、虫歯や歯周病のリスクを高めません。また、マウスピースは外して洗うことができますし、こまめな間隔で取り替えていただきますので、清潔を保つことができます。マウスピースの素材は体に害のない医療用プラスチックですので、アレルギーなど、体への影響もありません。
2. 治療期間が短い
コンピュータが歯を移動するための精密なシミュレーションを行うため、無駄な歯の動きがなく、最も効率よく短い距離で歯を動かすので、トータル治療期間は短くなります。
3. これまでと
同じような生活を送れる
歯磨き・食事もこれまで通り行うことができ、スポーツも可能です。
非常に薄い素材でできていますので、普通に話すことができます。最初のうちは話しにくいと感じることもあると思いますが、すぐに慣れるため問題は、ありません。
4. 精度の高い診査診断が可能
iTeroシステムでスキャンした歯型のデータを用い、米国アライン社がこれまでの膨大な臨床データから、専用ソフトウェアで簡易シミュレーションを瞬時に作成します。
メリット・デメリット
メリット
一般的な矯正治療は、金属製のワイヤーとブラケットを取りつけて歯を動かしていくため、「矯正治療」と聞いて思い浮かべる「装置がギラギラと目立つ」「自分で取り外しできない」「歯磨きがしにくい」「食事がしにくい」「痛い」などのこれら全てのデメリットを、インビザラインGOで改善した矯正方法です。
種類 | インビザ ラインGO |
ワイヤー 矯正 |
---|---|---|
叢生・空隙歯列・ 交叉咬合・ 過蓋咬合・ 下顎前突など |
◯ | ◯ |
重篤歯並び治療 | × | ◯ |
いつでも 取り外せる |
◯ | × |
装置が 目立たない |
◯ | × |
これまで通りの 歯磨きができる |
◯ | × |
口内のトラブルが 少ない |
◯ | × |
調整のための 通院が少ない |
◯ | × |
従来の歯列矯正では、細かな歯の移動は難しく、一定期間あたりの移動距離が長すぎるため歯の移動に伴う痛みも大きいものでした。
インビザラインGoシステムで使うマウスピースの精度は大変高く、0.25㎜単位で歯を移動させ、細かくゆっくりと歯を移動させられるため、従来の歯列矯正と比べて痛みを少なく抑えられます。
デメリット
インビザラインGOの対象となる歯は、前歯から第二小臼歯までのため大臼歯を動かしません。
大臼歯は嚙み合わせや歯列を決定する基準となる大切な歯なので、大臼歯を動かさないということは、歯を動かせる量が限られ、嚙み合わせを大きく変えることはできません。
そのため歯並びが大きく乱れている症例、骨格の異常が原因の悪い噛み合わせなどは、インビザラインGOよりもワイヤーを利用した矯正が適している場合があります。すべての症例にインビザラインGOが適応できるわけではないため、ますはお気軽にご相談ください。
基本的には、飲んだり食べたりする食事の時間と歯磨きのとき以外は、いつも装着していただき、1日20時間の装着をおすすめしています。
ご検討の方は
当院へご相談ください
当法人では、年間で100症例近いマウスピース矯正を行っており、2021,2022年と2年連続で『invisaligh go AWARD』を受賞し、非常に多くの患者様にご満足いただいております。
また、理事長は『アライナー矯正歯科治療(著)Sandra Tai(第4章:Clincheckソフトウェア治療設計)』の書籍翻訳にも携わっており、理事長の指導の下、歯科医師は研鑽を積み、最新のシステムを使用してエビデンスに基づく医療技術を患者様に提供しております。
マウスピース矯正の流れ・
治療期間について
治療期間について
半年から1年ほどで終了する症例がほとんど
です。
治療の流れ
Step1 | カウンセリング・診断 患者様の現在の悩みについて詳しく伺い、一度iphone/ipadアプリより、 |
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Step2 | 治療計画作成 専用機器で口腔内を3 Dスキャンし、 |
Step3 | 治療説明 3Dスキャンしたデータを基に立てた治療計画 |
Step4 | 治療開始 アライナーをSETし、アタッチメント付与、 |
Step5 | チェック 計画通り治療が進んでいるか経過確認をします |
Step6 | メインテナンス 最終確認後、型どりをし後戻り防止用の |
治療費について
iGO治療手順
▼タップでPDFをご覧いただけます
・歯牙移動範囲は、上下共に10本ずつです。
・アライナー数での料金変動はございません。
・IPR調整は、ケースによって有無が異なります。
・追加アライナーが必要になる場合、治療期間が延びる可能性がございます。
・金額は全て税込価格です。
症例
通常の矯正治療の症例
叢生 治療前 | 叢生 治療後 |
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マウスピース矯正「IGO」
特徴 | 部分的な矯正が可能。 短期間で治療完了。 全顎矯正に比べ治療費が安価。抜歯の必要が無い。 |
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リスク | すべての人に適応できるわけではない。後戻りの可能性がある。 |
価格 | ¥572,000(税込) |