一晩中の歯ぎしり(ブラキシズム)の回数は、90分(睡眠の1サイクル)ごとに5回、各8から20秒と報告されています。
これは睡眠時の大脳皮質が抑制されているために、筋肉の過緊張が起きてコントロールされず、異常な咬合力が発揮されているからです。
睡眠時のくいしばりは74kg/c㎡という咬合力が発揮されているが、意識のある最大咬合力が12kg/c㎡であるため、睡眠時は6倍以上がかかっています。
そのためこの強い咬合力により歯の咬耗やハセツ、修復物(詰め物・被せ物)のハセツや脱離、偏頭痛や肩こり、歯周病の進行させることがあります。
歯ぎしりはナイトガードなど作る事により強い咬合力を分散する事ができるので、歯ぎしりに心当たりがある方(歯ぎしりには音のする歯ぎしりと、しない歯ぎしりがあります。)は気軽にご相談下さい。